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第4弾 tupera tupera描き下ろし絵本 『城崎ユノマトペ』

カランコロンと下駄を鳴らすそぞろ歩きの音を始め、この温泉まちから聞こえてくる色んなオノマトペが長ーい1冊のジャバラ絵本に。
下駄型のユニークな表紙をひらいていくと鮮やかな切り絵作品が現れ、その一大絵巻の中には町の来歴を表す多くの人や場所が隠れています。
繊細な切り絵を眺めるのもよし、ゆかりの人物を探して遊ぶのもよし、飾っておいてもよしという『城崎ユノマトペ』。

地場に根ざした出版の新しい方法を考えるNPO「本と温泉」の最新刊は、絵本です。志賀直哉、万城目学、湊かなえと城崎温泉ゆかりの作家たちとの共作を続けてきた「本と温泉」。

子育て世代の多い若旦那衆の興味は、いよいよ絵本づくりにまで及びました。

読者をあっといわせる物語の構成と斬新な造本で知られるtupera tuperaを何度か城崎温泉にお招きし、そこを歩き、味わい、温泉に浸かっていただいた末に生まれた本が『城崎ユノマトペ』です。

tupera tupera 『城崎ユノマトペ』

著者:
tupera tupera
編集:
BACH
装丁:
渡辺和音
発売日:
2020年2月8日
価格:
2,200円税込

第3弾 湊かなえ 『城崎へかえる』

湊かなえ『城崎へかえる』

著者:
湊かなえ
編集:
BACH
装丁:
本庄浩剛
発売日:
2016年7月1日
価格:
1,400円税込

2016年山本周五郎賞受賞の作家、湊かなえの書きおろし。
城崎へ行くのではなく、城崎へ“帰る”という女性が、ひとり喪失感を抱えて城崎を訪れる。その喪失感を埋めてくれたのは、かつて城崎を訪れた母との思い出と温泉、そして蟹でした。
本物の蟹の殻を思わせる特殊テクスチャー印刷。 殻から身を抜くように箱から取り出し、じっくり味わってみてください。

広島の因島出身、淡路島在住の湊かなえにとって、城崎は家族で訪れる安らぎの場所。書きおろしの新作となる本作は、著者が何度も滞在した城崎での記憶を背景に描かれた、小説家の母を持つ娘の物語。付き合っていた男と別れ、5年務めた会社を辞めた主人公は、10年ぶりに城崎温泉を訪れた。こころにポッカリと空いた「何か」を埋めるために。思い出の地で彼女は何を見つめ、何に気づいたのか。温泉と蟹が記憶のトリガーとなり、喪失したこころをやすらげる、あたたかな短編です。

第2弾 万城目学 書き下ろし小説 『城崎裁判』

小説家万城目学が城崎に滞在し、志賀直哉の足跡を追体験して書かれた書き下ろし新作。志賀直哉が、城の崎にて」の中で投石によって死なせてしまったイモリへの “殺しの罪” と、小説家の創作の源泉を探る温泉奇譚。

本と温泉レーベル第二弾となる本作は、プリンセス・トヨトミ』などを知られる小説家、万城目学による完全書き下ろしの小説『城崎裁判。志賀直哉は「城の崎にて」で、小さな生き物たちの儚い命と自分という人間の死生観を描きましたが、万城目は、志賀が「城の崎にて」の中で犯した “殺しの罪” の責任の所在と、小説家の創造の源泉を巡る、不可思議な世界を作り出しました。文豪たちはなぜ温泉地で物語を書いてきたのか、名作「城の崎にて」はなぜ城崎温泉を経て書かれたのか。それがわかるかもしれません。

アーティスト・イン・レジデンスならぬ、作家・イン・旅館」を経て書かれた、新しい温泉地文学の誕生です。

──これは本当に本なのか。そう、これは本なのだ。こんな妙ちきりんな小説を書いた物好きはどこのどいつだ。そう、私だ! などと、ひとりニヤニヤしてしまうような、不思議でたのしい一冊を作る仕事にかかわれたことを、とても光栄に思います。城崎にしかない、世界に二つとない本です。ぜひ、お湯につかって読んでください。ただし、表紙がタオルだからって、そのまま身体は洗わないでくださいね。 万城目学

万城目学『城崎裁判』

著者:
万城目学
編集:
BACH
装丁:
長嶋りかこ
発売日:
2014年9月18日
価格:
1,900円税込

◎撥水加工について

ストーンペーパーという非常に耐水性の高い紙を使い、温泉にゆっくりと浸かってもらいながら、まさに浸かっているその温泉の物語を読む。贅沢と言えばいいか、不思議と言えばいいか、これまでにないまったく新しい温泉地文学のかたちになっています。
そして、水を弾く紙につけるカバーとしてオリジナルのタオルを製作。本と温泉」マークを分解構成して、温泉の雰囲気をグラフィックとして表現しています。

第1弾 志賀直哉『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』

志賀直哉『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』箱入二冊組

著者:
志賀直哉
解説版:
江口宏志
装丁:
尾原史和
発売日:
2013年9月1日
価格:
1,200円税込

城の崎にて』が、詳細な注釈付きで二冊組みでよみがえりました。2013年の発売より、版を重ねて好評販売中。増刷ごとに変わる箱の色はお楽しみ。

“小説の神様” と呼ばれる作家志賀直哉が、1907 年、城崎逗留の記憶を記した短編「城の崎にて。1903 年、東京で山手線にはねられ怪我をした志賀直哉が、治療のため訪れた城崎で小さな生きものの命に見た自然感を記した物語です。

文庫にしてわずか十数ページの小説に、網羅的な解説を試みた超 “解説編” を合わせた二冊組。直接体験してもまだ知らない城崎が、この本にあるかもしれません。

取り扱い店舗

本と温泉」の本は城崎温泉のお店でのみご購入いただけます。

旅館

旅館サンルート豊岡市城崎町湯島1040-10796-32-2479
西村屋ホテル招月庭豊岡市城崎町湯島1016-20796-32-3535
ときわ別館豊岡市城崎町湯島10130796-32-2814
古まん豊岡市城崎町湯島4810796-32-2331
西村屋本館豊岡市城崎町湯島4690796-32-2211
つたや豊岡市城崎町湯島4850796-32-2511
三木屋豊岡市城崎町湯島4870796-32-2031
喜楽豊岡市城崎町湯島4950796-32-2503
但馬屋豊岡市城崎町湯島4530796-32-2626
泉都豊岡市城崎町湯島5400796-32-2521
大和屋豊岡市城崎町湯島4270796-32-2018
まつや豊岡市城崎町湯島3710796-32-2134
小林屋豊岡市城崎町湯島3690796-32-2424
こぢんまり豊岡市城崎町湯島2570796-32-2570
川口屋本館豊岡市城崎町湯島2740796-32-2914
山本屋豊岡市城崎町湯島6430796-32-2114
しののめ荘豊岡市城崎町湯島7570796-32-2411
泉翠豊岡市城崎町湯島7530796-32-3355
錦水豊岡市城崎町湯島7590796-32-2024
若代豊岡市城崎町湯島7370796-32-2754
富士見屋豊岡市城崎町湯島7300796-32-2624
月のしずく豊岡市城崎町湯島503-60796-32-3120
赤石屋豊岡市城崎町湯島7860796-32-3333
山しろや豊岡市城崎町湯島2450796-32-2110
三國屋豊岡市城崎町湯島2210796-32-2414
みつわ豊岡市城崎町湯島2200796-32-2451
小宿 縁豊岡市城崎町湯島2190796-32-4870
つばきの豊岡市城崎町湯島7810796-32-2131
湯楽 Kinosaki Spa&Gardens豊岡市城崎町湯島463-20796-32-4680
川口屋城崎
リバーサイドホテル
豊岡市城崎町湯島880-10796-32-2611
大西屋水翔苑豊岡市城崎町桃島12560796-32-4571
お宿 芹豊岡市城崎町桃島1297-10796-32-3368
天望苑豊岡市城崎町桃島85-30796-32-3661

物産店・飲食店

イガキフォトスタジオ豊岡市城崎町湯島624-50796-32-4151
Book store iChi豊岡市城崎町湯島605090-1893-5621
伊賀屋豊岡市城崎町湯島5290796-32-2657
さんぽう西村屋 本店豊岡市城崎町湯島463-20796-32-4680
城崎堂豊岡市城崎町湯島4450796-32-2002
まるさん物産店豊岡市城崎町湯島4060796-32-2352
坂本屋酒店豊岡市城崎町湯島4070796-32-2047
ふるや物産店豊岡市城崎町湯島4290796-32-2649
花兆庵豊岡市城崎町湯島4110796-32-3811
みなとや商店豊岡市城崎町湯島4160796-32-2014
いたや豊岡市城崎町湯島4130796-32-2095
城崎書房豊岡市城崎町湯島2310796-32-2745
河本商店豊岡市城崎町湯島2350796-32-2003
短編喫茶Un豊岡市城崎町湯島1270796-32-4677
エルベ豊岡市城崎町湯島1130796-32-2818
井藤物産豊岡市城崎町湯島850796-32-2644
太田物産豊岡市城崎町湯島830796-32-2054
茶房夢屋豊岡市城崎町湯島900796-32-4015

公共施設・その他

城崎文芸館豊岡市城崎町湯島357-10796-32-2575
城崎温泉観光センター豊岡市城崎町湯島780796-32-4141
城崎温泉
ロープウェイ
豊岡市城崎町湯島806-10796-32-2530
SOZORO豊岡市城崎町湯島960796-32-0013

外湯

鴻の湯豊岡市城崎町湯島6100796-32-2195
まんだら湯豊岡市城崎町湯島5640796-32-2321
御所湯豊岡市城崎町湯島4480796-32-2230
一の湯豊岡市城崎町湯島415-10796-32-2229
柳湯豊岡市城崎町湯島6470796-32-2097
地蔵湯豊岡市城崎町湯島7960796-32-2228
さとの湯豊岡市城崎町今津290-360796-32-0111

「本と温泉」と城崎温泉について

本と温泉 Books and Onsen

本と温泉」は、2013年の志賀直哉来湯100年を機に、次なる100年の温泉地文学を送り出すべく、城崎温泉旅館経営研究会が立ち上げた出版レーベルです。

城崎温泉は、外湯めぐりとあたたかなもてなし、そして松葉蟹や但馬牛などの食文化で多くの文人たちに安らぎと刺激を与えてきました。志賀直哉を始め、さまざまな小説家や詩人、歌人、芸術家が訪れた文芸の温泉地として、これからの100年読まれ続ける新しい本づくりをしていきます。小説に限らず、詩やエッセイ、紀行、写真集、アートブックなど、さまざまな表現による、愉快で驚きに溢れた本をお楽しみください。

NPO法人 本と温泉

ロゴデザイン:
長嶋りかこ
写真:
本多康司
ウェブサイト:
谷戸正樹

問合せ先

メールアドレス:
booksonsen@gmail.com
住所:
兵庫県豊岡市城崎町湯島78
NPO法人本と温泉(城崎温泉旅館組合内)
電話:
0796-32-4141

城崎温泉へのアクセス

飛行機

・東京から…最短約2時間

羽田空港→大阪国際空港伊丹→コウノトリ但馬空港

・大阪から…最短約1時間

大阪空港→コウノトリ但馬空港

コウノトリ但馬空港→城崎温泉駅バスまたはタクシー

電車

・東京から…約5時間

東京駅→〈新幹線〉→京都駅→〈特急きのさき〉→城崎温泉駅

・大阪から…約2時間50分

大阪駅→〈特急こうのとり〉→城崎温泉駅

・京都から…2時間30分

京都駅→〈特急きのさき〉→城崎温泉駅

自動車

・大阪から…約3時間

大阪→中国道→舞鶴若狭道→北近畿豊岡道・八鹿氷ノ山IC→城崎温泉

・京都から…約3時間

京都→京都縦貫道・丹波IC→城崎温泉